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地下鉄延伸「キャナル経由を優先」福岡市調査 費用対効果が最大

福岡市営地下鉄七隈線(天神南‐橋本)の延伸4ルート案について、市が利便性向上などの費用対効果を試算した結果、天神南駅から大型商業施設「キャナルシティ博多」を経由し、JR博多駅を結ぶ「新ルート」が最大だったことが16日、分かった。市は、これまでに行った事業採算性の試算なども踏まえ、「優先して整備すべきなのは新ルート」との調査結果をまとめ、22日に市議会交通対策特別委員会に報告する。

 費用対効果は、七隈線延伸による「利用者の移動時間の短縮、利便性向上」「二酸化炭素(CO2)の削減」「営業収益」などの事業効果を金額に換算し、初期投資である事業費と、開業後30年間の運行経費の合計で割った値。値が1を超えると、費用よりも事業効果が上回ることになる。

 試算による同効果は、新ルートが4・6で、博多駅ルート=2・3▽ウオーターフロント(WF)ルート(1)=1・2▽WFルート(2)=1・4‐の3案を大きく上回った。

 昨年10-11月、七隈線沿線と都心部で行った市民アンケート(有効回答数約3500)の結果も分析。七隈線に対して不満な点(複数回答可)は「空港線との乗り換えが不便」(7割超)「JRとの乗り換えが不便」(4割弱)‐の順。都心部を「天神」「博多駅」「博多部」「渡辺通」の4地区に分け、人の動きを調べた質問では、天神‐博多駅間が28%で最も多く、続いて天神‐博多部間が24%だった。七隈線延伸には、75%以上が関心を持っていた。

=2010/01/17付 西日本新聞朝刊=